Top

こんにちは。
ワインの勉強が趣味となりつつある、あけみ(@akemi_246)です。

WSET繋がりのお友達から、設立準備中のヴィンヤードのボランティア作業のお手伝いを一緒にやらないかとお誘いを受け、実際に作業させていただいたので、今日はその時のお話をします。

動画

短い動画にまとめたので、是非こちらご覧ください!

音声はありませんが、音楽はあります。ただし初期設定ではミュートにしてあります。

ヴィンヤードについて

ワインの沼田先生がワインづくりに理想的な場所を見つけて、ぶどう作りからチャレンジしているヴィンヤードです。

標高850メートルで冷涼な高原性気候。ピノ・ノワールの栽培に適した土地なのだそうで、植えられているぶどうもピノ・ノワールが中心です。

ヴィンヤードの傍には神社が祀られています。奥の森には古からあると思われる狩りの神様を祀る神社もあるそうで、とても神秘的な土地柄です。

本日の作業

ぶどうは苗木から育てると、最初に収穫できるのは3年後。ぶどうを収穫してから、さらに醸造の時間も加わるので、最初のワインがリリースされるのは4年後となります。つまり4年間は資金を全く回収できないので、ボランティアの力が必要なのです。

本日の作業は、支柱にワイヤーとぶどうの苗木を固定する作業です。まだ小さなぶどうの苗木が、まっすぐ成長できるようにしてあげるための重要な作業。

この畑は南向きの斜面に面していて、南から北へと向かう風がビュービュー吹きます。風が強い場所なので、支柱とワイヤーの方はぐらつかないようにしっかり固定します。一方、ぶどうの苗木は緩めに固定します。ぶどうの苗木はこれから大きくなるので、あまり締め付けてしまうと、エコタイの部分が締め付けられて、そこだけ細い歪な形に成長してしまうためだそうです。

ちなみに環境に優しいエコタイを使っています。エコタイの素材は、畑に残ってしまっても土に還元するものを使っているそうです。

それと、ぶどうの苗木をちょっとだけずらすために、植え替える作業も見せていただきました。

ぶどうには水はけの良い土壌

ぶどうを育てるためには、水はけの良い土壌であることが重要ポイントです。

こちらの畑の土はとってもふかふか。ちなみに前日、大雨が降ったんですよ。私はこれまでぶどう畑に足を踏み入れたことはないのですが、知っている畑といえば、雨のあとは水たまりができたり、雨のあとはぐじゅぐじゅになったり、そういう土壌しか見たことがなかったので「ぶどうには水はけの良い土壌」という土の具合を体感することができて、とても勉強になりました。

一緒に参加したボランティアの方は、ぶどう栽培のお手伝いをよくされている方らしいのですが、こんなに土がふかふかで水はけの良い畑は見たことがない!と驚かれていたので、こちらの畑は特別だったのかもしれませんね。

土壌の酸性・アルカリ性も考慮

ぶどうを栽培する土壌は、あまりアルカリ性に傾きすぎるのは良くないそうです。そのため石灰などpHの高いものを土壌に混ぜて酸性にし、土壌改善をします。

こちらの畑では、昔から石灰石が採掘される土地柄ということで、その地で採掘された石灰石を畑に撒くことで、土壌改善をしている区画もありました。

地質の違いとワインの味わい

こちらの畑は小さな区画ごとに土壌の地質が異なるんです。ワインの世界では「ミクロクリマ」という言葉がありますが、まさにそれ。2メートル先の区画が、こちらの土壌と違うんです。ミクロクリマについて、頭ではなんとなく分かった気にはなっていたものの、附に落ちるところまでなっていなかったのですが、ようやく体感することができました!

畑のすみに石ころが集められている場所がありました。これらの石は、もともとはこの畑を耕す時に出てきた石です。集められた石を見ると、似たものばかりではなく、色々なタイプの石が集まっているではありませんか。ドイツワインマニアが泣いて喜ぶという砂岩石(理由はよく分かりませんw)や、泥岩からできた粘板岩(スレート)などなど。

土壌が異なるということは、ぶどうの味わいが変わることを意味します。味わいの異なるぶどうからワインを作り、それらをブレンドすることで、ワインには複雑性が生まれるのです。

ぶどう栽培は奥が深い

さすがに沼田先生のヴィンヤードなので、教科書の模範的な例がそのまま現実のものになったようなぶどう畑でした。気候や標高、風向き、斜面の向きといった自然要因が素晴らしいというだけでなく、畝の向きやぶどう品種の選定、土壌改善の方法など、人的要因には全て意味付けがされ、無駄のない、ぶどう最優先なぶどう栽培のお手伝いができたことは、とても素晴らしい経験となりました。

(ちなみに「ぶどう最優先」というのは、人間の作業効率や快適さよりもぶどうを優先しているという意味です。例えば動物がぶどうを荒らさないよう、異音を発するスピーカーがそこらじゅうに設置されています。動物が逃げるくらいなので、人間にもあまり心地よい音ではありませんが、そういうのは無視です。良いぶどうを作ること。その1点に集中しているわけです)

今からワインのリリースが待ち遠しいです。ありがとうございました!

クレジット:

音楽: Acoustic Guitar 1ミュージシャン: music by audionautix.comライセンス: https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode

このブログの運営者のあけみと申します。晩酌のワインと、ワイナリーツアー旅行を楽しみに生きています。ワイン資格のWSET取得を機に、ワインの勉強が趣味となりつつあります。このブログでは私なりのワインの楽しみ方や、ワイナリーツアー旅行記などをご紹介しています。

post a comment