ワイナリー巡り:G.H.マム(フランス/シャンパーニュ)

こんにちは。
WSETレベル3試験に向け勉強中の、あけみ(@akemi_246)です。

赤いリボン(Cordon rougeコルドン・ルージュ)のマークが印象的なG.H.マムは、かつてのF1表彰台でレースの覇者を祝福するシャンパンとしておなじみでした。その本拠地であるランスでは、マムのワイナリーツアーにも参加しました。

G.H.マムについて

歴史

1827年、ドイツの名門マム家によって設立された名門メゾンです。マム家の始まりは12世紀にまでさかのぼります。1761年に「P.A.マム」という名前で、ドイツのケルンに拠点を置くワイナリーをスタートしました。P.A.マムは、ライン渓谷に大きなブドウ園を所有し、そこで独自のワインを作りました。

19世紀初頭、創業者のピーター・アーノルド・マムの3人の息子は、フランスのシャンパーニュ地方のスパークリングワインの可能性を見出していました。そこで、マム兄弟はシャンパーニュ地方に家族会社の新しい支店を設立するという大胆な決断を下し、地元の名士G.Heuserの支援を受け、ランスに支店を設立したのでした。

レオナール・フジタとの関係

1913年、初めてパリに到着したフジタは、すぐにピカソとアポリネールと親しくなり、フランスで最も人気のある芸術家の1人になりました。2度の世界大戦に翻弄された彼は、1950年代初頭にフランス人へと帰化することを決めます。

1957年、当時のG.H.マムのルネ・ラルー社長は、ロゼシャンパンのシンボルとなる絵をフジタに依頼しました。この「フジタの薔薇」の絵は、本物の証として今でもG.H.マムのミュズレに使用されています。フジタがランスのノートルダム大聖堂でキリスト教へ改宗した時、ラルーは彼の洗礼名の名付け親となったそうです。二人の仲が非常に固い絆で結ばれていたことが分かります。

フジタは自身で設計から内装までをデザインしたフジタ礼拝堂を建てます。ラルーは彼に、資金とG.H.マムの敷地を提供しました。フジタが80歳の時にフジタ礼拝堂は完成します。フジタは1968年に亡くなり、フジタ礼拝堂に埋葬されました。

Chapelle notre dame de la paix

ワイナリーツアー内容

G.H.マムのワイナリーツアーメニューをご紹介します。2020年10月現在のものです。最新版は公式HPから確認してくださいね。

Cordon rouge experience
メゾン・マム、特にマム・コルドン・ルージュの歴史を探り、その伝説的なシャンパンをお召し上がり頂きます。
23 €
(1時間半)
Dare the Mumm Experience
セラーから未経験の”キュヴェ”をテイスティングして頂き、メゾン・マムを探る知的な経験をご体験いただきます。
29 €
(1時間半)
Grand Cru Experience
2種類の貴重なキュヴェをテイスティングして頂き、シャンパン通の世界を探求します。
42 €
(1時間半)
In the Footsteps of Foujita
メゾン・マムが、画家レオナール・フジタが手掛けたフジタ礼拝堂の内部へとご案内いたします。
フジタの逝去から50年の節目に、メゾン・マムが画家との関係を(再)探求する魅惑的なガイド・ツアーへご招待します。シャンパンと芸術の愛好家向けに、メゾンのセラーとフジタが眠るチャペルの両方をご覧いただきます。ツアーはグラン・クリュだけを100%使ったRSRVロゼ・フジタ・キュヴェのテイスティングで締め括ります。
ツアーはフランス語と日本語のみで開催いたします。
39 €
(1時間45分)
https://www.mumm.com/en/visit-us

行き方

ノートルダム大聖堂から徒歩でも行けますが、観光局の方からは、ランス市内を通るトラムを使うことを勧められました。トラム A、B線のヌシャテル(Neufchâtel)方面行きに乗り、シュナイター(Schneiter)で下車します。

シュタイナー駅で下車すると、進行方向にモニュメント(下の写真)があるので、これを目印にすると良いです。このモニュメントの右手脇の道を進みます。

しばらく進むと、右手にも左手にもG.H.マムの敷地が現れますが、見学者用入り口は進行方向の右手です。「Visite des caves (カーブ見学)」の看板が目印です。

見学者の入り口は、敷地に入ってからさらに少し歩きます。「Visite des caves (カーブ見学)」の看板の門をくぐり、100〜150mくらい進んでみてください。コの字型の小さな前庭がある場所(下の写真)が入り口です。

Mumm

訪問記

残念ながら、トラムの駅から行き方を誤ってしまい、迷子になりながら5分ほど遅刻をしてしまいました…。

到着した時にはすでにツアーが開始していましたが、まだブドウ品種の説明といった一般的な紹介だったので、まだリカバーできそうです。

ツアー参加者は全員で8名ほど。英語のツアーで、アメリカ人が多かったようです。

醸造庫〜セラー見学

G.H.マムのシャンパンが作られる現場を見学します。

ちなみに今回の旅行で私が訪れたメゾンの中で、最も大規模な生産をしていたのがこのG.H.マムでした。世界的にも有名な名門メゾンということで、敷地も大変に広かったですが、タンクやカーブといった設備も巨大でした。ブドウをワインにする発酵槽はまるで小さなプールのようです。

Mumm Mumm Mumm Mumm

シャンパン製造の歴史を探求

現代的な醸造設備を見たあとは、昔のシャンパン作りに使われていた道具などを見学し、その歴史を知ることができます。

ここでは特にじっくりと説明を受けるわけではなく、あっという間に通り過ぎた気が…。

Mumm Mumm Mumm Mumm


記念撮影スポット

マムは2000年から2015年までF1の公式シャンパンでした。いまだにそのイメージは強く、G.H.マムには過酷な挑戦に打ち勝った「勝者のシャンパン」を思い浮かべる方も多いかと思います。

G.H.マムには「優勝しました!」風の写真を撮影できる記念撮影スポットがあります。コルドン・ルージュの大きなボトル、さらに「#Mumm」というハッシュタグまであります。私も記念撮影しましたが、ハッシュタグを付けてSNSに投稿するところまではできていません…。

Mumm

テイスティング

私が申し込んだのはNoir et Blancノワール・エ・ブラン コース。公式HPではこのように紹介されていました。

2種類の貴重なシャンパン(G.H.マム ブラン・ド・ブランとG.H.マム ブラン・ド・ノワール)のテイスティングをして頂き、シャンパーニュ通の世界をご堪能ください。
費用:39€ – 所有時間:1時間15分

「貴重なシャンパン」とは、RSRVというメゾン最高峰のシャンパンのことでした!

こちらがブラン・ド・ブラン。

Mumm RSRV

そしてこちらがブラン・ド・ノワール。

Mumm RSRV

片手にグラスを1つずつ持って、まさに飲み比べ。右側のちょっとだけ薄い色がブラン・ド・ブランで、左側の濃い方がブラン・ド・ノワールです。味わいはブラン・ド・ブランはキリリとした辛口で、ブラン・ド・ノワールはボディがしっかりしていてふくよかな印象です。

Mumm

ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールなど、テイスティングメニューの選び方はこちらの記事をご覧ください。
>>> シャンパーニュ・メゾン訪問のためのシャンパン入門講座

インフォメーション

住所:29 Rue du Champ de Mars, 51100, Reims、フランス
公式HP:https://www.mumm.com/en

関連記事

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL