タコシャンならぬタコカバ
タコシャンという言葉を初めて耳にしたのは、多分7年くらい前だと思います。アパレル業界にいたおしゃれな友人が「たこ焼きとシャンパンを合わせるんだよ〜」と教えてくれました。
その友人のおしゃれさに引っ張られているせいか、なんておしゃれな食べ方なんだろう!?と思い、いつか表参道のおしゃれな屋台でたこ焼き×シャンパンのマリアージュを楽しむ日を夢見ていました。
残念ながら、いまだにその夢は叶っていませんが。
先ほど「たこシャン」と検索したら、そういう名前のワイン?スパークリングワイン?ばかりが出てきたので、時代は移り変わったのだなあ、と感じてしまいました。もしかして、たこ焼きとシャンパンを合わせるマリアージュのことをタコシャンと呼ぶのは、商標的にNGになっているのでは?という不安さえ感じてしまいます。
ところで先日、BRUNOのホットプレートを引っ張り出して、たこ焼きを作って食べました。
合わせたのはCAVA(カバ)という、スペインのスパークリングワインです。(シャンパンではない!)200mlの小瓶が、3本セット700円弱で売っていたので買ってみたもの。買ったその日にいきなり1本空けてしまいました。
カバは、シャンパンと同じく瓶内二次発酵で作られるスパークリングワインですが、シャンパンと比較するとだいぶお安く飲めるので、気軽に泡を飲みたい時にちょうど良いですね!まさに、この時のように、自分で作ったたこ焼きに合わせるとか。最高です。
↓シャンパンの作り方を超ざっくりと説明してる記事
いくら、たこ焼きにスパークリングワインが合うと言われても、さすがにワインセラーから5,000円とかするシャンパンを開けるのは躊躇います。貧乏性なので。
ところで、なんでたこ焼きにシャンパンを合わせるマリアージュが流行ったんですかね〜?
スパークリングワインの供出温度は10度以下で、冷やして飲むのが基本。このカバにも4〜6度って書いてあります。熱々のたこ焼きでやけどしそうな口の中を、スパークリングワインで冷やしながら食べるためでしょうか?
20世紀の初めくらいまでは、フランス料理のフルコースはすごく大量にお料理が出て、初めから終わりまで、ずっとシャンパンで通していたという話を聞いたことがあるので、シャンパンには軽めの前菜しか合わせない、という発想はナンセンスかも。
という視点から考えると、たこ焼きがお食事として軽めだから、という論理は、間違いじゃないと思うけど、もっとひねりが欲しいよね〜。とか考えてみたり。
とりあえず、美味しかったのでまたやります。