Château Camensac(シャトーカマンサック)訪問しました

メドック格付け5級のChâteau Camensac(シャトーカマンサック)を訪問しました。こちらはサンローラン村にあり、アペラシオンはオー・メドックとなります。
石と粘土質から成る水はけの良い土壌と、川からの風が強いテロワールを持つシャトー。2005年からはワイン作りにおいて改革を起こしています。

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シャトー・カマンサックについて

シャトー・カマンサックはサンローラン村にあります。

75haの土地を所有し、そのうちの68haでブドウ栽培をしています。60%がカベルネ・ソーヴィニヨン、40%がメルローです。

ワインは毎年、1stと2ndと合わせて30万本前後を製造しています。

シャトー・カマンサックの歴史は1799年から始まります。もともとこの土地は、4級シャトーのシャトー・ベイシュヴェルの畑でした。1799年はフランス革命真っ只中。革命によってベイシュヴェルはこの土地を奪われます。土地は国有化された後に再分配され、現在のシャトー・カマンサックの手へと移りました。

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2005年以降は、シャトー・グリュオー・ラローズのJean Merlaut氏とシャススプリーンのCeline Villars-Foubet氏の共同経営です。彼らが経営に入って以降、シャトー・カマンサックではより良いワインを作るための改革を推し進めています。例えば、ブドウの木を1/3植え替えたり、化学肥料に頼らないビオや、ややスピリチュアルな農法であるビオ・ディナミによる栽培に移行し、テロワールを反映させるブドウ作りに力を入れています。

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シャトーについて概要を伺った後は、畑を見学させて頂きました。

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テロワール

シャトー・カマンサックの畑は粘土質の土壌の上に、小石が堆積した土壌です。小石はブドウの大敵である水はけを良くしてくれる効果があります。またこの辺りは川が近いため、風が強く吹く地域です。この風により気温は低く保たれ、さらに霜の被害も防いでくれるのです。

シャトーを訪問したのは11月下旬。土寄せの作業が終わった後だったので、ご覧のようにブドウの木の列に沿って、土がこんもりと盛られた状態になっています。

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社有車にもシャトー・カマンサックのロゴが入っていました。意外とかわいい車を使ってるのですね。

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醸造

こちらが醸造場所です。2019年の場合、9/20から25日間に渡りブドウの収穫作業があったそうです。区画別に分けて収穫し、そのまま分かれた状態で醸造作業に入ります。
収穫されたブドウを1週間発酵させた後、2週間は醸しを行います。
醸造の最後に味を確認し、どの区画のワインを1stにするかや、アッサンブラージュの比率をどうするか等を決めます。

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熟成

醸造後は、木樽に移して熟成させます。

樽の一番上の絵柄は、木樽メーカーのロゴです。その下に書いてある「2019」は樽を作った年です。したがって、ここにある木樽はすべて新樽ということになります。
また「CM」「ML」は木樽の焦がし具合を表しています。「CM」は「Chaud Moyenne」、「ML」は「Medium Longue」を意味しています。

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2019年ヴィンテージのワインは、このまま2021年6月まで木樽熟成されます。

樽はフレンチオークを使うそうです。樽には他にアメリカやハンガリーのものもありますが、彼らが狙っている味わいにはフレンチオークが最適なようで、他の国の樽は使わないそうです。

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テイスティングルームへ

一通りの見学が終わり、テイスティングルームへと通して頂きました。

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テイスティングルームには古いボトルが展示されています。中身はもう飲めないそうで、エチケット(ラベル)を見るためだけのボトルと考えて良いようです。

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テイスティング

テイスティングは1stと2ndそれぞれ1本ずつを頂きました。

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