『おうちでワイン』牛肉とクレソンとくるみのサラダ
最近ワインペアリングの面白さに目覚め、ハマっています。かなり前に購入したまま、眺めているだけで、全然作ったことのないレシピ本、ついに挑戦してみました!
大橋みちこさんの『おうちでワイン 料理とワイン 組み合わせメソッド』という本です。
こちらの本、最初におもしろいな、と思ったのが、和の食材をとても多く活用しているところです。山椒とか梅干しとか…。ワインと料理のペアリングというと、フレンチやイタリアンなど、洋食が多いと思うのですが、このレシピ本はその点が面白いし、家庭料理向きだな、と思ったんです。
今日は、カベルネ・ソーヴィニヨンのワインが余っていたので、それに合うお料理を作りたいなと思い、こちらのレシピ本を開いてみました。
一番後ろに、ワインの種類からお料理を選べる索引があるので、そこから「赤ワイン」コーナーを探します。カベルネ・ソーヴィニヨンが紹介されているレシピは2つありました。今回は、ちょうどよくクレソンを買う予定があったので、牛肉とクレソンとくるみのサラダを作りました!
作り方はとても簡単です!牛肉にニンニクなどで下味をつけて10分放置し、くるみを空炒りして、お肉を焼いて、ドレッシングを作って、全部混ぜるだけ。
作り方よりも、材料の方がハードルが高かったかもしれません。牛肉、クレソン、くるみ、ナンプラーあたりは、家に常備しているかというと微妙な感じなので、それらを買い揃える必要があるのと、牛肉がやたらと高かった(笑)!正月の時期にスーパーに行ったからですね…。高級な焼肉用の和牛しか売っていなかったのです!!なんとか、20%オフの牛肉を見つけ、買って帰りました。
合わせたのはこちらのワイン。
T.N.T カベルネ・ソーヴィニヨン。T.N.T って、トリニトロトルエンという爆薬のことらしいのです。ようするに「TNT=爆弾」。
まるでフルーツ爆弾を思わせる、フルーティなカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨン、というわけです。
ロダイ(Lodi)はカリフォルニアの中でも、注目を集めているワイン産地です。昔からのブドウ&ワイン産地ではあったものの、ナパやソノマに比べて、ややマイナー産地なので、コスパ抜群のワインが多いです。
さらに、気候も暑いので、カベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルのような、温暖な気候に適したブドウがしっかり完熟します。だからワインも美味しい。ちなみにロダイといえばジンファンデルというイメージがあり、高品質なジンファンデルを生み出す産地として有名です。
でも今回のワインはカベルネ。
カベルネ・ソーヴィニヨンは、品種の特性として、少しだけ芝生やトマトの葉、杉などのような青っぽい香りがあります。それと、タンニンがしっかりしていて力強いフルボディのワインが多いので、お料理と合わせるなら、やっぱり牛肉が代表格!ボリューム感や力強さがピッタリです。
今回のお料理も、「サラダ」とは名ばかりで、かなり肉肉しいお料理でしたし、クレソンのハーブ感やほろ苦さがワインに合っていました。
というか、めちゃくちゃ美味しい!おうちでこんな味わいのお料理ができちゃうの!?と思いました。ワインペアリングって、ホントにおもしろい!!
『おうちでワイン 料理とワイン 組み合わせメソッド』のお料理には、ピンポイントで「このワインと合う」というおすすめのワインが紹介されているので、いつかは、おすすめワインと合わせるというのもやってみたいですが、今回のように、似たワインで検索してみるのでも、全然いけるな!と思いました。