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ボルドーのワイン総合施設シテ・デュ・バン

2019年11月に、ワイン好きなら見逃せないワインの総合施設La Cité du Vin(シテ・デュ・バン)に行きました。この記事では、その時の様子をご紹介いたします。

シテ・デュ・バンについて

シテ・デュ・バンは2016年にフランス ボルドー市にオープンしたワイン博物館です。ボルドーワインだけでなく、世界中の全ての文化・文明を通して、ワインを今までとは違った角度で展示するユニークな施設です。

まず驚くのがこの斬新な建築。金色の3本線はボルドーを流れる3つの川(ガロンヌ川、ドルドーニュ川、ジロンド川)を表しています。全て曲線で造られたこの建築物は、ワインのデキャンタをイメージしたものだそうです。

Cite du vin

ボルドー市内を走るトラムB線に同名の駅があり、そちらで下車するのが便利です。

施設は10時オープンです。私は10時ぴったりに入場できるように、10分くらい前には到着しました。オフシーズンでしたが、それでも中国人や日本人など10名くらいは並んでいました。

入場料は20ユーロ(約2,400円)で、入場料にはワインの試飲1杯分も含まれています。

入場するとスマホのような音声ガイドを無料で貸して貰えます。各国の言葉を選択でき、日本語もあります

ワインの展示方法が新しい!

入ってすぐにあるのが、世界のワイン産地の生産者や関係者の話を聞くことができるエリア。テロワール・テーブルという名称です。

ボルドー、ブルゴーニュ、カリフォルニア、オーストラリアなど、ワインの産地別に分かれていて、それぞれにモニターがついています。

そのモニターの前に立ち操作して、誰の話が聞きたいか?を選ぶと、その人が話す映像が流れてくる、という仕組みです。ボルドーやフランスのコーナーは人気で、なかなか空きませんでした。辛抱強く待っても良いですし、フリーライド状態で、他のお客さんが聞いている内容を一緒に聞くこともできます。

フロアを上がると、ワインを五感で楽しむコーナーもあります。

視覚的に楽しむコーナーでは、白やピンク、赤、紫色に灯った円柱の電気が並んでいます。例えば「赤ワインのルビー色はどの色調の赤でしょう?」という問題に対し、赤ワインのルビー色だと思う色の円柱をタッチして回答する仕組みです。当たるとピカピカ光り、外すと光らないので、ゲーム感覚で楽しめますし意外と燃えます。

下の写真はワインの香りを体感できるコーナー。ワインの香りの表現って、バラの香りとかヘーゼルナッツの香りとか、レザー(革製品)の香りとか、獣の香りとか沢山あるのですが、そういった香りを体験できるのです。

「獣の香り」を嗅ぐと、遊園地などにあるミニ動物園の香りがしました。ウサギとかヤギとかがいるあの香りです。

Cite du vin

こちらの「ワインの森」のような形をしたコーナーは、白ワイン・赤ワイン・ロゼワイン・スパークリングワインというように、ワインの種類別に分かれていて、それぞれのワインの特徴などを映像と音声で学べるコーナーです。

Cite du vin

別のツアーでお世話になったツアーガイドさんの話では、大抵の方は1〜2時間滞在されるようですが、私たちは2時間半くらい粘りました。それでも全ての展示を制覇できていません。疲れ切って諦めた感じで見学を終了しました。

動画

シテ・デュ・バンの動画も撮影しました。音(音楽)が出ますのでご注意ください!

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2016年6月にオープンしたボルドーの新名所「シテ・デュ・ヴァン(Cite du Vin)」は、ワインの総合施設です。不思議な形はデキャンタをイメージしたもので、3本の金色のラインは、ボルドーを代表する川(ジロンド川、ドルドーニュ川、ガロンヌ川)を表しているそうです。 – オーディオが1人一つ貸し出されるので、展示品に対する理解を深めることができます。 世界中のワイン生産に携わる人たちへのインタビュー動画を見たり、ワインを表現する色や香りを体感したり、ワイン専門家の話を聞いたり、ボルドーの歴史を学んだり…。 とても楽しい施設でした🍷 #ボルドー #フランス旅行 #シテデュヴァン #citeduvin #ワイン好きな人と繋がりたい

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展望台でワインの試飲

コースの最後は見晴らしの良い展望台でのワインの試飲です。ボルドーワインの選択肢が多めで、全部で20種類くらい?から選べたと思います。

私が選んだのはボルドー産の甘口白ワインです。展示見学に本当に疲れてしまって…癒しを求めて甘口にしました。

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ボルドーのワイン総合施設「シテ・デュ・バン」の入場料20ユーロには、ワインの試飲料金も含まれていて、見学の最後には見晴らしの良いフロアでワイン・テイスティングを楽しめました🍾 10種類くらいあるワインの中から、一つだけ選べます。私が選んだのはボルドーにあるサント・クロワ・デュ・モンの甘口白ワイン。 – サント・クロワ・デュ・モンは、貴腐ワイン(甘口ワイン)の有名産地ソーテルヌの隣(正確にはガロンヌ川の向かい側)にあります。 施設の方からは、ソーテルヌよりも軽やかな甘さだとご紹介頂きました。 2時間以上も施設内で遊んだ後の、疲れ切った頭と身体を癒してくれるワインでした😊 – アペラシオンのプルミエール・コート・ド・ボルドーは、1リットルあたりの残糖が12gから45gのモワルーと呼ばれる甘口ワインのアペラシオンらしいです。それよりも残糖が多いものはリコルー。知らなかった…。 – #ボルドー #フランス旅行 #甘口ワイン #貴腐ワイン #白ワイン #ワイン好きな人と繋がりたい #ワイン

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フランスはあまり高い建物がないので、展望台から景色を見るという経験をあまり楽しむ機会のない国のような気がします。そのため、こんな風に展望台から街を見渡せるのはとても貴重です。

外にも出られるので、なかなか気持ち良いですよ。この日は小雨で寒かったですが、何時間も館内を歩き回ったので、良い気分転換になりました。

Cite du vin

シテ・デュ・バンでランチ

シテ・デュ・バンの上層階には眺望の良い高級レストランが入っていますが、私は1Fにあるカジュアルレストランでランチを取りました。

Latitude20というお店です。

迫力ある陳列のワインショップが併設されているお店ですが、奥にレストランの入り口がありました。

私が頼んだのは13ユーロのお食事セット。前菜 + メイン + デザート + 飲みもの セットで13.00ユーロでした。

Cite du vin

嬉しいことに「飲みもの」にはお酒も含まれていました!!さらに、訪問日の数日前に解禁したばかりのボジョレーヌーボーを選べました。ボルドーでボジョレーをいただけるとは、夢にも思わなかったです。

お店の人たちは親切で「アントレは何?」「これは何?」と色々としつこく質問しても、笑顔で対応してくださいました。その結果ボジョレーヌーボーがあることも教えて頂けたので、コミュニケーションって大事だなと思いました。

Cite du vin

私は、前菜にテリーヌ、メインにキッシュ、デザートにクレム・ブランを選びました。フランスのお料理は、一つ一つのメニューが大きくてボリューム抜群なのが素晴らしいです。とても美味しくいただきました。

窓際の席からは外を眺めることができ、ゆったりとした気持ちでランチを取ることができました。晴れていて暖かければ、外のテラス席も気持ちよさそうですね。

インフォメーション

シテ・デュ・ヴァン(La Cité du Vin)
URL:https://www.laciteduvin.com/en
TEL:+33 (0)5 56 16 20 20
住所:134-150 quai de Bacalan
トラムB線 La Cité du Vin下車
入場料:20ユーロ