南カリフォルニアは、カリフォルニア州全体で見ると、比較的温暖な気候と海に近い立地が特徴のワイン産地です。
温暖で乾燥した気候、そして太平洋からの影響が特徴です。これらの地域では、冷涼な気候を持つエリア(特にサンタバーバラ)と、温暖な気候のエリア(パソ・ロブレスやサンルイスオビスポ)とのコンビネーションが、さまざまなワインスタイルを生み出しています。
ワイン生産にはフルボディの赤ワインや果実味豊かな白ワインが多く、近年ではエシカルやサステナブルな栽培方法が注目されています。また、ワインの品質は高く、観光地としても非常に魅力的です。
サンタバーバラは南カリフォルニアの中でも非常に有名なワイン産地です。冷涼な気候が特徴で、太平洋からの海風が影響を与えています。この地域は、特にピノ・ノワール(Pinot Noir)やシャルドネ(Chardonnay)などの冷涼地域向きのブドウ品種で知られています。ワインのスタイルは、エレガントで酸味があり、フレッシュな果実感が特徴的です。また、映画『サイドウェイ』で世界的に注目を浴び、ワイン観光地としても人気です。
サンルイスオビスポは、パソ・ロブレスの南に位置し、温暖な気候と豊かな土地を持つ地域です。このエリアは、ワイン産業が急速に発展しており、特にピノ・ノワールやシャルドネ、シラー(Syrah)などが高く評価されています。さらに、サンルイスオビスポは、冷涼な気候を持つ「アロヨ・グランデ・バレー(Arroyo Grande Valley)」というサブ地域があり、ここではワインが軽やかで新鮮なスタイルを持つことが特徴です。
パソ・ロブレスは、カリフォルニア州の中央に位置し、特に赤ワインが評価されているワイン産地です。シラー(Syrah)やジンファンデル(Zinfandel)、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)などが特徴的で、昼夜の気温差が大きいため、豊かな風味としっかりとしたボディのワインが生産されます。気候は比較的温暖で、土壌や気候が多様であるため、ブドウの品質に多くのバリエーションがあります。200以上のワイナリーが存在し、ワインツーリズムの中心地としても非常に人気です。
2024年8月に訪問した時の旅程です。基本的には個人で手配して旅をしました。
行程 | 宿泊地 | |
1日目 | 飛行機遅延でサンタバーバラ着は真夜中 | サンタバーバラ |
2日目 | サンタバーバラ市内観光とオー・ボン・クリマ | サンタバーバラ |
3日目 | サンタバーバラのグルメとワイン | サンタバーバラ |
4日目 | Coast Starlightで海岸線を電車で走る日 | サンルイスオビスポ |
5日目 | サンタ・リタヒルズのワイナリー巡り | サンルイスオビスポ |
6日目 | サン・ルイス・オビスポ散策&結婚式参列 | サンルイスオビスポ |
7日目 | サン・ルイス・オビスポのワイナリー巡り | サンルイスオビスポ |
8日目 | パソ・ロブレス | サンルイスオビスポ |
9日目 | サンタモニカに到着 | ロサンゼルス |
10日目 | ベニスで念願のグルメツアーに参加 | ロサンゼルス |
11日目 | ストリートパフォーマンスと美術館 | ロサンゼルス |
12日目 | 帰国 | – |