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フランス・ボルドー地方のご紹介

この記事は、2021年12月4日に開催していただいたイベントで話した内容を文章化したものです。

ほかの記事はこちらにまとめてあります。

私がリアル旅でボルドーを訪問したのは、2019年です。ご覧いただく写真のほとんどが実際に私が見て、自分で撮影したものとなります。

ボルドーの場所

ボルドー地方は、フランスの南西部に位置しています。「水のほとり」という意味の古語が、その地名の語源となっています。地図でボルドー周辺の地形を見てみると、大きな川が流れているのがわかります。右側の川がドルドーニュ川、左側がガロンヌ川。その二つが合流して海のように広いジロンド川になります。ジロンド川は大西洋へと注ぎ込みます。

フランス屈指のワイン産地として世界的にも有名なこの地方は、パリからTGV(フランス版の新幹線)で2時間、飛行機で1時間程度で到着します。

私が訪問した時は、パリから飛行機でボルドーへと移動しました。飛行機の中からは、2本の支流がジロンド川へと合流する様子が見えました。

ボルドー市内散策

無事に飛行機も到着し、ボルドーの町を散策したいと思います。

ガロンヌ川

先ほどの合流地点から、ガロンヌ川をもう少し上流に遡るとボルドー市があります。

市内にはガロンヌ川が流れ、両岸には歴史ある美しい街並みが広がります。昔はこのあたりで貿易船にワイン樽を積み、ここからイギリスやドイツへと出港して行きました。

ワインショップ

市内には、狭い範囲にたくさんのワインショップが立ち並びます。「ボルドーのワインショップ」といえども、それぞれのショップは、取り扱っている商品が少しずつ違っているので、色々回って比べてみる楽しみがあります。

中でもL’intendantさんというワインショップは、ボルドーワイン専門店として有名です。ボルドーのワインだけしか置いていないにもかかわらず、真ん中の写真のように螺旋階段で何フロアにも渡って、ワインがぎっしり並んでいて、圧巻です。

ワイン木箱をフル活用

ワインの木箱を再利用している現地の人の様子も何度も目にしました。自転車のカゴのほかには、青空市場の棚にも使われていました。ほかの地域ではここまで再利用されている様子は見たことがなかったので、面白かったです。

カヌレ

市内では、ボルドー発祥の焼き菓子、カヌレにたくさん出逢います。右の写真の赤いお店はカヌレのチェーン店ですが、ボルドーにはこちらともう一つ、有名なカヌレのチェーン店があります。また左の写真のように、マルシェ(青空市場)にもたくさんのカヌレが売られていました。

一口にカヌレといっても、大中小でサイズの異なるカヌレがありました。

また、パリなどではコーヒーのお茶請けにはチョコレートなどが添えられることがありますが、ボルドーでは小さなカヌレが添えられることがあり、そこにもまた、文化の違いを感じました。