
海外進出と日本ワインのこと
日本ワインのボトル容量って720ml!?
先日、職場で日本ワインをいただきました。
そして、ボトル容量が720mlしかないことに気づいたんですね。
なんで日本のワインって720mlなの?なんでちょっと少ないの?ねえなんで?なんで? pic.twitter.com/BVey4Qhrt2
— あけみ (@akemi_246) November 8, 2021
そしたらたくさんの親切な方が教えてくれたんです。
はじめまして。
— RS@飯屋 (@grgr_slime) November 8, 2021
従来の日本酒の4号瓶が主流で750mlの瓶を作る方がコストがかかるからでしょうか🤔
このせいで一部の海外の酒瓶の規格に合わずに輸出出来ない問題もあるようです。
初めまして!今まで全部750mlと思い込んでました😅家にある空瓶いくつか見たら安心院720、熊本ワインとKisvinは750でした😄コストや生産者の意図もあるのでしょうか😮新しい視点✨勉強になります❗️ pic.twitter.com/A6T2FbV3Es
— M Jin (@MJin63578283) November 9, 2021
海外進出の日本ワインについて考えたこと
というわけで、ここから私が考えたこと。
これまでいくつかのプロダクトの海外進出に関わったことがありますが、いずれも障壁になったのは文化の違いでした。
すでに存在するプロダクトをそのまま海外に出すつもりだったのに、1から設計をやり直し金型を作り直すところからリスタートするのは、スモールビジネスにはなかなかハードルが高く、志半ばで計画は延期となりました。
話は変わり、最近、日本ワインのボトルが720mlだということに気づきました。
「一般的な輸入ワインのボトルは750mlなのになぜ?」と思ったのですが、どうやら日本で広く普及している日本酒の瓶を流用したかららしいです。山梨あたりに行くと、一升瓶のワインが販売されているのは知っていました。明らかに大きさが違うので。しかし720mlというのもあったんですね。てっきり750mlだと思っていました。
特注で750mlのボトルをわざわざ作るより、一般に広く普及している汎用品を使った方がコストは当然安いので、そうなるのは当然といえば当然。
しかしこの720mlワイン、日本国内で流通させてる分には特段問題になりませんが、輸出する際にボトルサイズが問題になっています。欧米では750ml以外のワインボトルを認めていないのです。
2019年に日欧EPAが発効され、EUのワインは関税なしで輸入されるようになりました。ワイン好きとしてはありがたい限りなのですが、その一方で、日本のワインが文化的な違いでEUに輸出できないのは、いささか不平等な気がします。