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ブルゴーニュ:「畑」を表す3つの単語について

ブルゴーニュ勉強中

今、密かにワインスクールに通っています。昨年末に取ったWSETの上級資格の準備講座です。この講座は月に1度、半年間続く講座で、最初の4回はフランスのブルゴーニュについて学びます。

日本人のワイン好きはブルゴーニュに詳しい人がすっごく多いですが、私はずっとブルゴーニュを避けてきました。なぜなら、ブルゴーニュワインは美味しいけれど高額で、庶民がそんな沼にハマったら身の破滅だから。あはは…。

ちょっとしたワインが20万円とか50万円とか、100万円とかで売られているような世界には、手を出しちゃいけないと思いまして…。

ずっと視界に入らないようにして避けてきたブルゴーニュを、ついに勉強する時がきたわけです。いざ勉強してみると、イメージ通り細かくてよく分からないし、なんか小難しいですね。畑の名称と地図まで暗記している人を尊敬します。

授業で習ったことをそのままここにまとめてもつまらないので、前回の授業で習ったブルゴーニュワインでよく使われる言葉(といっても3つだけ)の意味と由来をまとめてみました。

私は現代のワインと同じくらいフランスワインの歴史が好きなので、この手のソースは手元に結構あったりするのです。

「畑」を表す3つの単語の違い

習ったのはこの3つの単語。

  • クロ clos
  • クリュ cru
  • クリマ climat

「それぞれどういう意味か分かるよね!?」と先生に言われると、脳内が真っ白になるのは不思議です。

いずれも「畑」を表す単語と知っていたつもりなのに、明確に区別ができない…。

クロ

クロはフランス語で「囲い」、英語の「enclosure」の意味。ワインの世界では石垣に囲われた畑のことです。

歴史の話になりますが、ブルゴーニュのブドウ栽培とワイン造りに最も貢献したといわれるのがシトー会修道士たちでした。彼らはブドウ畑を野獣や家畜などから守るために、石垣を築きます。もともとは石垣や囲いそのものがClosだったのですが、いつのまにか、囲われたブドウ畑のこともクロと呼ぶようになりました。

クリュ

クリュも畑のことです。シトー会修道士たちは、同じ土質の土地でもできるワインの味わいが異なることに気づき、開墾した土地の日当たりや水はけを丹念に調べ上げます。「信じる」という意味の「croire」の過去分詞である「cru」という単語を用いて、区画に線引きをしていきました。

このあたりは宮嶋勲さんのイタリアワイン講座でのご説明が分かりやすかったです。

グランクリュ(特級畑)の畑は苦労しなくてもブドウが成熟できる畑、プルミエクリュ(一級畑)は10年に5回くらい、それ以外は10年に2〜3回くらいしかブドウがちゃんと成熟できない畑というように区別しました。その理由は、フランスはブドウ栽培が困難だから、だそうです。

クリマ

クリマはフランス語で「気候」ですが、ワインの世界ではこれもまた畑を意味します。クリュよりもさらに小さな区画で、厳密に細分化されたブドウ畑の区画のことです。

(意味が分かりません。私はクリマをまだ理解できていないのだと思います)

こんなに奥深いのにこれが入り口って、ブルゴーニュはやはり恐ろしいすごいところですね。